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そもさん!

  極度の近視なので 普段はメガネを、ダイビングの時は度付きのマスクを使っています。エントリーの直前までメガネをかけて視力を十分確保していたいのですが、その適当な置き場所がある筈もなく、ならば始めからマスク(度付き)を着けてはみたものの、視界が狭くなる上に 鼻が塞がれて息苦しさを感じてしまいます。(水中では当たり前のことも陸上ではどうにも‥)

 

 

せっぱ!

  確かに『エントリー直前までの視力の確保』は、近視ダイバー(度付きマスク使用者)共通の悩みと言えます。器材装着の後 エントリーポイントまで移動するにしても、その足場は必ずしも整備されてはいません。また ボート乗船時や移動中には、足を踏み外しての転倒や船酔いの原因となる場合もあります。

(そこで解決法なのですが‥)

  長年 眼鏡を使っている方ならば、「度が進んで」または「デザインが古くなったがら」 等の理由から ハードケースに仕舞われたままの眼鏡をいくつかお持ちの筈。これを再利用します。

  利用方法は至って簡単。適当な時期(器材装着前 等)に眼鏡をこれら古いものと着け替えます。そして エントリー直前までかけているこの眼鏡をハードケースに入れ、これをBCDのポケット(ファスナー、マジックテーフ付き)に収めて 共にダイビングします。こうすることで エントリー直前の収納、エキジッド直後の装着により視力の確保が可能になります。

  レンズに付着した水滴が気になるのであれば、事前に撥水スプレーやマスクの曇り止め 等を塗布するなり、真水をペットボトル等で携帯・洗浄するなりして、それらを軽減します。

    * 収納中に眼鏡のレンズが ハードケース内部と擦れ合うと 塗布剤の効力が劣化するので、それを予防する工夫・加工が欠かせません。

    * BCDやドライスーツのインフレーターホース接続用のエアーフローガン(¥2000前後)を使っての水滴除去は、極めて有効です。

  日常生活と同じく「100%の視力」を必要としないのであれば、度の弱い眼鏡で十分役立ちます。仮に レンズに傷がついたり、フレームが壊れたりしても 現在使われていない眼鏡なら、心理的・経済的ダメージは少なくて済みます。

  器材脱装等 一段落したら、眼鏡は流水洗浄、適度な乾燥・給油を必ず行い、次回使用時に備えます。

 

 

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