クレッシーサブ(Cressi-sub イタリア)の『ロンディン(燕)』シリーズは、1960年代から70年代を代表するフィンです。

    * 左上の写真は、フローティング・カラーフィン ロンディン(ブルー)です。

(特徴は‥)

  フィンの各部分の機能に合わせて、硬さの異なる3種類のラバーを一体成型しました。

    * ブレード(A):少し硬い、リブ(B):硬い、フットポケット(C):柔らかい。

    * やや硬いラバーで作られたフィンは 履き[脱ぎ]難く、また リブに強度を持たせるためにはラバーの使用量を増やすしかないので、重くて 見た目が不恰好な形状に成り勝ちです。機能に応じた素材を適所に配置することで、柔らかくて 履き[脱ぎ]易く、少量でも強度が得られるので より軽量で シャープな形状が可能になりました。

    * 異種硬度ラバーの一体成型には 技術力や特許、また (単一成型フィンに比べ)歩留まりが低い[コスト高] 等があり、全てのメーカーで行える訳ではありません。

  当時 黒一辺倒だったフィンに、イエロー、ブルー といったカラーバリエーションを初めて加えました。

    * ブラック(『ロンディンエクストラ』)と併せて 計3色。

  ダイバーの脚力に応じて イエロー、ブルー、ブラック(『ロンディンエクストラ』)の3色でフィンの硬さを選ぶことができました。

    * 現在 GULLが展開している一連のフルフットフィン(『スーパーミュー』『ワープ』)が持つ特徴を 30年以上も前に1器種のフィンで実現していました。

 

(ロンディン・シリーズには他にも‥)

  『ロンディンL』は ジャック・マイヨールの愛用品で、数々の世界記録を打ち立てたフィンです。現在の『ガラ・シリーズ』の前身と言えます。

  『ロンディンL イエロー』は 76年か77年の日本版カタログに1年だけ掲載されたもので、ジャック・マイヨールのフリーダイビング100m潜水を記念して製造・販売された限定版です。(44-45のワンサイズのみ)

  ブレードにスリットとワンウェイ・フラップの付いた『スーパーロンディン』と その後継器種『ロンディンS』。ストラップ・タイプの『ロンディンコマンド』。作業潜水やミリタリー用としての『ロンディンコマンドUSA』。他に『ロンディンV』 『ロンディンARA』等。

  比較的新しいところでは 、『ロンディンL』と『ロンディンエクストラ』の中間的存在、『ロンディンXラバー』があります。

  冒頭の『ロンディンフロート』は 90年代初め頃まで販売されていました。

    * 終盤のものには、フットポケットに「黄色地に黒のロゴマーク」が入っていました。

  コレクションとしの需要を見込んで、オークションでは高額出品されています。

    * 左の写真は、ロンディンエクストラ(46-47、size 12-13、ブーツサイズで27兪宛紂砲任后1980年代後半に購入したものですが、未だ現役です。全長は僅か51僂靴ありませんが、リブが大変硬いので、使いこなすには GULLハードミューやワープブラック使用時以上の脚力が求められる代物です。

 

(余談)

  『ロンディン』が一般に販売されていた当時、同じカラーバリエーション(イエロー、ブルー、ブラック)のラバーで製造された『リンチェ』というマスクがありました。そのうち GULLが同じ事をするのでは‥。

 

 

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